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第30回|限界への挑戦「花の石枠」

笑顔のために、私にできること

これまでは、直接お話できた方にしかお伝えしてこなかったデザインに関すること。 どうしてこのデザインが生まれたのか?どんな方にお勧めのデザインなのか? デザインに込めた想いなどデザイナーHisakoがお伝えします。

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  • 2016年07月26日

第30回|限界への挑戦「花の石枠」

こんにちは。
全国的に梅雨明けして、いよいよ夏本番になってきました。
どこか旅行に行く計画は立てていますか。
海やプール、水辺も魅力的ですが、ひんやりとした山の中もいいですね。


さて、前回の「メンズの鏡面美」に続き、
女性がときめく「花の石枠」を今回取り上げていきます。

キラキラと輝く花がそのままリングに乗っていたら・・。
そんな発想から「花の石枠」への挑戦はスタートしました。
しっかりと留めなくてはいけないダイヤモンド。
しかし、そのツメががっちりと現れたら
イメージしている『花がそのまま・・』ではなくなってしまいます。
そこで、ツメの役目を果たした花をいかに表現するか
まさに、限界への挑戦です。

この「花の石枠」を用いたデザインは現在二つあります。

「ファンゴ!」婚約指輪
30ファンゴリング.jpg
この名前の花をご存知ですか?
30ファンゴ.jpg
これは、カップ咲きのバラ。
その丸みを帯びた可愛らしい花をそのままリングにのせたら
どんなに可愛いか♡
より可愛らしく、自然のままを形にしたい。
そこで、左右対称にせず、花びら一枚一枚が自然に重なるような形状に。
且つ、その花びらがツメの役目も果たすようにしていきました。
微妙な花びらの膨らみも大切ですので、
実際に立体モデルを作製し、イメージを職人に伝え、完成させました。


「さくら」結婚指輪
30さくらリング.jpg
桜の花も色々な表情がありますが、特に、この結婚指輪では
つぼみから開花へ向かう途中の
今にも咲きそうな桜の花を指輪にのせました。
5枚の花びらからできた小さな桜の花。
その一枚一枚が本物のよう。
ぜひ、ルーペを使って見て頂きたいです。

これらの「花の石枠」において共通する難しさは、
やはり、花びらがツメの役目を果たすこと。
しっかりとダイヤモンドを留める際に、
ツメ(花びら)を金槌でたたく工程を踏まなければなりません。
当然、花びらの形状は崩れてしまいます。
それを上手に成形し、描きたい花びらのニュアンスを
表現していきます。
時間と技術を要しますが、おかげで
私が描きたい
『花がそのままリングにのっている』が誕生しました。

次回も、限界への挑戦が続きます。
お楽しみに。

AUTHER

Hisako

コラニー 専属デザイナー
着けた瞬間、幸せを感じるデザインを追い求めています。

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